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中国:原料価格は上昇しているが、負極材価格は安定推移

  最近、負極材料の取引市場は好調であり、需要が穏やかに上昇しているが、製品価格は安定している。いま、中国国内の負極材料の価格では、低レベルのものは1.8-2.2万元/t、中レベルは4.0-5.5万元/t、ハイレベルは8.0-10万元/tである。
  鑫椤資訊によると、4月に負極材料16社の生産状況を統計調査したところ、16社の総生産量は1.39万tで、対前月比は12%増となった。然し成長幅は予想通りにならなかった。負極材料生産大手の貝特瑞社、杉杉社などは3月に対して4月の生産増が小さい。中規模生産会社の正拓、栄炭などは3月に対して生産量が横ばいである。その一方で内モンゴルの古欣源社のように売れ行きがかなり伸びている会社もある。
  負極材料生産会社は5月は緩やかに生産増と予測している。情報によると、5月18日に福建省杉杉科技社の自動車バッテリー負極材料事業が起工し、原材料加工、生材加工、黒鉛化、炭化、及び成品までの一体化生産基地となったとのことである。竣工すると、同社の自動車バッテリー負極材料の生産能力は5万t/年になる。
  一方の負極材料用原料市場は、穏やかではなく、ニードルコークス、石炭系ピッチの価格が上がっている。天然黒鉛は唯一に比較的に安定しており、大慶石化は1,925元/t、撫順第二工場は2,000元/t、大港石化は2,300元/t(メンテナンスのため生産停止)である。天然黒鉛は3,000-3,500元/t、球状黒鉛は14,000-21,000元/tが一般的である。
  ニードルコークス価格では、中国産は5,000-7,000元/t、輸入品は500-640米ドル/tである。また石炭系ピッチは4,000-4,500元/tである。


(鑫椤資訊 2017年5月18日)


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