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日本がリードするナノ炭素材料を次世代省エネ部材へ、NEDOが新事業

  軽量かつ高強度、そして電気や熱の伝導性が高いなど優れた特性を持つナノ炭素材料は、高機能な省エネ部材を実現する原料として期待されている。NEDOはナノ炭素材料を利用した次世代省エネ部材の実用化に向けた事業として、新たに6つのテーマに助成を行う。
  NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はナノ炭素材料を利用した環境調和型エネルギーデバイスや超軽量導線など、次世代省エネ部材の実用化に向け新たな助成事業を開始する。ナノ炭素材料は軽量かつ高強度で、さらに電気や熱の伝導性が高いなど多くの優れた特性を持ち、これまでにない新たな省エネ部材を生み出すことが期待される。こうした新たな省エネ部材および応用デバイスの開発を行うことで、事業終了後数年内での実用化を目指す。
  カーボンナノチューブ、グラフェン、フラーレンなどのナノ炭素材料は日本で発見されたもので、世界をリードしている材料。これまでNEDOはこうしたナノ炭素材料の生成技術や安全性評価技術など、15年以上にわたって産業応用に向けた研究開発を推進してきた。
  今回発表した新たな助成事業は「低炭素社会を実現するナノ炭素材料実用化プロジェクト」(2010~2016年度)によるもの。ナノ炭素材料を用いて高耐熱・耐久性複合部材、太陽電池や熱電変換素子といった環境調和型エネルギーデバイス、省エネに寄与する超軽量導線の開発など新たに4つのテーマに助成を行う
  さらにこれらの応用デバイスの開発に加え、ナノ炭素材料の大量生産技術の開発を目指す2つの助成テーマも同時に実施することで、事業全体を総合的に強化するとともに、開発成果に基づく試料提供などを通じて事業終了後数年内の実用化を目指す。

出所:ITmedia
2015/6/17


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